色褪せ退色しにくいポスターかどうかの検証(5週間強)

4月20日から始めた色褪せ・退色しにくいポスター検証ですが、
3週間で一度、検証報告してから、今回5月27日に累計で5週間が経過しました。


こんな感じで、スキット本社屋上の南側向きで3種類の仕様を掲示しております。

①耐光インキ
②UVC加工
③PP加工(※PP加工付きだけ、4/26開始)

と左から並べています。 ③PP加工は、都合により1週間遅れての掲示となっております。


①耐光インキ
右側が、5週間経ったポスターとなります。ポスターだけを見ていると、
この5週間が耐光インキでの印刷の品質を保たれている限界なのかなぁと思いました。
決して利用できないわけではないです。


②UVC(UVカットラミ)
見比べると、Afterで色褪せは進んでいるのですが、問題なく十分利用できる品質と思いました。


③PP加工
②のUVカットラミよりも色褪せが進んで気になるように見えますが…
※ライティングが同じ環境ではないので、単純に評価できないです。


今回は、4種を並べてみました。
耐光インキ(After)は、色褪せが進んでいるのが、分かります。
そして、UVカットラミとPP加工も見た目は変わらない事も…
※ただPP加工は、掲示が1週間短いので、どれほど変わるのかは、未確定です。

 

つづいて、測色機用いて、色の濃さをデータ化して比べてみましょう。


①耐光インキ
インキ濃度差をデータ(左がBefore 右がAfter)で並べました。
マゼンタ(赤色成分 上から3個目グラフ)に大きく濃度減少の変化が確認できます。


②UVC(UVカットラミ)
インキ濃度差をデータ(左がBefore 右がAfter)で並べました。
マゼンタ(赤色成分 上から3個目グラフ)が、大きく濃度減少している事を確認できます。
ただ、①耐光インキの下がり具合は、多少小さいです。


③PP加工
濃度差をデータ(左がBefore 右がAfter)で並べました。
マゼンタ(赤色成分 上から3個目グラフ)で②UVカットラミよりも大きく減少が確認できます。
ただ①耐光インキよりも減少具合は、多少小さいです。


5週間後のまとめ

①耐光インキ
品質を担保した状態では、この程度までが利用の限界かも?
次回の検証で確定されてくるかと思います

②UVC加工
正直PP加工と見た目で退色に変わりながなかったことが残念。
UVC加工は、高価なのでもう少し退色度が遅い事を期待していた。

③PP加工(他の加工よりも1週間遅く掲示)
UVC加工とほぼ変わらない退色度に大健闘していると判断しました。
しかしスーパーユポにPP加工を行なおうとすると、#130では、加工が難しく、
厚口(#150もしくは#200)に変更する必要があるので、将来的にテストを行ってみたいと思いました。